新生さくら館 宣言

2017.05.29

特別養護老人ホームさくら館

お知らせ

新生さくら館のコンセプトは『和』としています。

『和』とは、無限に広がる世界を構築する為の大切な要素といわれています。

又、『和』の意味では『穏やかな』『仲良くすること』『日本的な』という意味もあるそうです。

現さくら館は10年前に設立し、私はそのオープニングスタッフとして苗場福祉会にお世話になることになったのですが、元々の既存の建物を改装しての開設となり、つかい勝手の悪いところも正直沢山ありました。

最初のうちは様々な地元の施設の方々から、『何で苗場福祉会⁇、新潟の法人が船橋に進出してきたのか⁇』などと、幾度となく質問をされました。其のたびに『さあ、でも私は船橋の人間ですよ』などと申しておりました。 それでも今ではやっと、地元の法人の方々からも、認められるようになり、老人福祉協議会において、委員会等の担当をさせていただくこともあります。又、『苗場福祉会』の名もようやくこの1、2年で知られるようになり、やっと苗場福祉会の千葉県進出がスタートしたような気がしております。

地域の住民の方々にはまだまだ施設に対するご理解がなかなか得られていないのが現状で、お祭りのお誘いをしてもあまり参加していただけません。

結局設立10年は経っておりますが、残念ながら地元に根付くことは厳しいことでした。

職員の悲願であります新生さくら館では、現さくら館の経験を糧にして、必ず地域に根付き、ご利用されているお客様・ご家族様・地域の方々が気兼ねなく入ってゆっくり過ごしていただける施設を目指したいと思っております。

その思いを実現するために『和』をコンセプトとさせていただきました。

1階在宅部門ではデイサービスを『さくら』、GHは古民家風で『桃・菜の花』の春の花をイメージしました。

2階は夏の花『紫陽花・向日葵・蓮華・朝顔』

3階を秋の花『秋桜・山茶花・金木犀-萩』

4階を冬の花『椿・水仙・福寿草・梅』

と、お客様が穏やかに過ごされ、笑顔が花咲くという意味もふくめ、四季折々の花をイメージいたしました。

お客様方の安心安全な生活の確保は勿論のこと、大勢の職員が楽しくやりがいを持って業務が行える環境と若い職員が長く勤められる職場作りを目指します。

また苗場福祉会、ひいては湖山医療福祉グループの関東事業部の更なる発展の中核を担う施設でありたいと思っております。

平成29年5月30日(月) さくら館 施設長 松野和子