認知症サポーター養成講座を開催しました

2017.07.11

健康倶楽部中子の森

イベントレポート

私たちは平成26年度から、地域の小中学校へ出向いて認知症について

知ってもらうために講座を開いています。

今回は東小千谷中学校へ出向き、1年生に向けての講座です。

まずは認知症について、脳の働きや認知症の症状、種類を勉強します。

学んだことを実際に活かすため、グループで話し合いをしました。

下校中に迷子になっている認知症を発症しているおばあちゃんを見かけたらどう対応するのか。

中学生は見捨てずに、助ける選択をしてくれました。

どうやって声をかけるのか、どう対応するのか、助けを呼ぶのか、誰に助けてもらうのか

グループ毎に話し合い

その結果を、実践しました。

認知症を発症しているおばあちゃん役は現役ヘルパー。

日頃から認知症の方と接しているので、名演技が光ります!

「おばあちゃん、こんにちは」

「はい、こんにちは」

「どこから来たんですか?」

「あっちだったような…」

「散歩しているなんて、すごいですね」

「そうか?畑見に来ただけだて」

と、会話が続いていきましたが

「昔の話を聞かせてください」と中学生が突然言い出したことでドツボに。

おばあちゃんが、不穏になってしまいました。

そこで、もう一度仕切り直してみました。

うまくおばあちゃんとコミュニケーションを取り、無事に交番まで連れて行き

警察官へ協力を求めることができました。

 

一生懸命考えた結果はとても素晴らしく、参考になることもありました。

「認知症になっても、住み慣れた地域で生活を続けて行くために自分たちができること」

自分たちで考えたことを、少しでも実践してくれたらと思っています。

(2017.7.11 健康倶楽部中子の森居宅 川上綾香)