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お盆ごっつぉ(ご馳走) ~ グループホームひまわり
2018.08.17
グループホームひまわり
イベントレポート
この日、グループホームひまわりでは、昔ながらの、この地方ならではのご馳走を作ってお盆を迎えました。
1.左奥にあるのが「えご(いご)」です。海藻のえご草を煮溶かしてから固めたもので、酢醤油で食べたり、からしやショウガを添えたりします。今日は酢味噌でいただきました。
話は逸れますが、「えご」か「いご」か?
江戸っ子が「ひ」と「し」の区別がつかないように、越後では「え」と「い」の区別が曖昧です。
私の伯父は、孫が生まれた際、命名書を家に飾っていましたが、「英一」と書いた脇には「いいいち」と、ふりがなを振ってありました。
また昔、国道脇に地酒「苗場山」の看板がありましたが、そのフリガナも「ナイバサン」。私たちも「ナイバフクシカイ」ですね。
結局「いご」か「えご」か、よくわかりません。お店で売っている物も両方の表記があります。
--- 閑話休題。
2.右奥がゼンマイのきんぴらです。
3.左手前が小豆ご飯。
赤飯にしてもよかったのですが、今回はバランスも考えて小豆ご飯にしました。
4.右手前が、棒ダラ煮。スケトウダラの乾物を醤油と砂糖で煮込んだものです。
海の遠いこの地方では、新鮮な魚は手に入りませんでした。こうした棒ダラや身欠きにしんといった乾物は貴重なたんぱく源で、お正月やお盆、お祭りの日など特別な時に出されました。福島県の会津地方などとも共通するでしょうね。
ひまわり農園の野菜も日々活躍していますよ。
写真は少し古いのですが、きゅうりの初採りの日のものです。
やはり、こうしていつもと違うお料理を食べるとお盆だなぁ、と感じます。
皆さまも「うんめ(旨い)、うんめ!」とたくさん召し上がりながら、昔話に花が咲きました。
(2018年8月16日 グループホームひまわり 岡村昌幸)
◇撮影日:ひまわり農園を除き、2018年8月15日
◇撮影場所:新潟県津南町 グループホームひまわり
◇撮影者:岡村昌幸