新潟県より受託して開講しておりました認知症介護実践者研修が、10月23日の総括講座を最終日として無事全日程を終了しました。

9月7日に開講し、10月22日・23日の総括講座までの長い研修期間でしたが、55名の受講生の皆様は頑張りぬきました。 10月22日は特別養護老人ホームこころの杜での実習報告会、10月23日は南魚沼市ふれ愛支援センターで実習報告会及び修了式が行われました。

10月22日のこころの杜会場では48名、10月23日のふれ愛支援センターでは7名の受講生が、職場実習の報告をパワーポイントを利用して行いました。初めてパワーポイントで資料を作成する方も多かったようですが、皆様の努力が実を結んだ素晴らしい発表となりました。実習には6～7名ごとに担当者がついて企画の段階から相談に乗ったり、自施設での実習中には巡回も行いました。受講生の発表のあとには、各グループごとに担当者から講評もお話しました。

最終発表者の受講生が代表となり、新潟県高齢福祉保健課　大島主任より修了証を授与されました。 発表は各自7分の持ち時間で設定されていた中、見事ピタリ賞の発表者からもコメントをいただき、会場はあたたかい拍手で包まれました。

修了式の最後には、健康倶楽部つどい山口所長代行の力作である「研修を振り返るスライドショー」が放映され、受講生の中には感動して涙ぐむ方もおられました。実習担当者より一人ひとりに修了証が手渡され、長い研修が無事終わりました。

午後からは特別講演会として、若年性認知症の方の介護サービス事業者《NPO町田市つながりの開》代表　前田隆行氏より、運営されているデイサービスの取り組みなどのご講演を行っていただきました。当日は若年性認知症当事者の方にもお越しいただき、貴重なお話を伺える予定でしたが、残念ながら当日ご都合が悪くなり、急遽前田氏おひとりでのお話となりました。 途中、デイサービスに電話をつなげて、受講生を含め外部の介護事業所などから参加いただいた皆様に利用者さんの声を届ける機会となりました。「認知症はこわくない」「くよくよせずに生きていこう」という言葉が印象的でした。

55名の受講生さんにとって、実りの多い研修であったことを心からお祈りいたします。　　実習担当・事務局全員にとっても、研修を運営する中で共に学んだことの多い２ケ月間でした。

写真・文責　：　総務部　事業企画課　研修事務局　根津