防災普及車による地震模擬体験訓練実施!

2019.09.28

特別養護老人ホームアルマ美浜

イベントレポート

「千葉市は、30年以内に震度6弱の大地震が発生する確率が85%で全国1位」・・・・・・・昨年、政府の地震調査学会による『全国地震動予測地図』で衝撃の発表がありました。

一昨年から、千葉市の「拠点的福祉避難所指定施設」となり、いつ起きてもおかしくない災害に備え、より災害想定レベルの高い訓練の実施や、防災委員会の機能強化を行い、事業所の自主防災力、非常時実践力の向上に努めてきました。

今回、防災普及車(起震車)による地震模擬体験に30名強のスタッフが参加しました。

東日本大震災を千葉市で経験したスタッフでも震度5強が最大の経験です。

この起震車では震度7までの地震と、東南海・南海地震の揺れ周期までシュミレーションした マグネチュード8.6の模擬体験もできるとの事。

緊張感をもって真剣に、地震発生時の初期行動等レクチャーを受けます。お客様、ご家族様も見守ります。

言葉も出ません。揺れたら机の下へ!しっかり頭を守ります。

開始前の余裕の笑みは一瞬で引きつります。揺れが治まっても立てません・・

周囲で見守る人達も余りの迫力に絶句。順番待ちのスタッフ数人は後ずさりして戻ってしまいました。

東南海・南海地震の想定シュミレーションでは、揺れが強まったり弱まったりを繰り返し、リアルな訓練ができます。

ご家族様も参加して下さいました。

頭を入れるのがやっとです・・体の大きさも考え、日頃から身を守れる場所を考えておく事が重要との事です。

起震車の机は固定されてますが、実際は机も吹っ飛びます。今回の訓練で特に実感した事は、揺れがピークの時は「何もできない」という事です。日頃から周囲の環境整備、耐震対策をしておく事の重要性を学びました。

今回、多くのスタッフが体験できた事が収穫でしたが、今後も定期的な模擬体験訓練の実施、想定図上訓練の反復で、非常時における組織の実践力を高めていきたいと思います。

千葉市防災普及公社様、ご協力ありがとうございました。

(2019年9月28日 特別養護老人ホーム アルマ美浜 水上 大輔)