夏の終わりの花便り

2021.08.26

みさと苑

イベントレポート

お盆を過ぎ、朝夕はだんだんと涼しくなって参りました。処暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

この夏は暑さばかりでなく、全国各地で豪雨のニュースが取り上げられております。みさと苑の近くを流れる信濃川も、一時はぐんと水量が上がっていました。下の写真の右側にある岩がほとんど見えなくなっていることもありました。幸い、氾濫の危険はなく、お客様も職員も安全に過ごしております。

なにかと気をもむことが多い世の中ですが、そんな中でも、花の自然な美しさは変らないようです。この度、苑内のあちらこちらに、華やかな彩りが届きました。

8月も下旬を迎えると、エネルギッシュな夏色の花にまざり、素朴な温かみのある秋色の花がみられるようになりました。それぞれ趣の異なる花々を、お客様と職員で、瀟洒な花束へと生けていただきました。

この夏は、近隣地域のコロナウイルス感染状況を鑑み、季節の行事がなかなか実施できませんでした。晩夏を彩る花の姿に、ささやかながら、移ろう四季を思い返していただければと思います。

気付けば赤とんぼが里におり、稲穂もすこしずつ頭を垂らしはじめた今日この頃。残暑を乗り越え、実り多き秋を迎えられるよう、お祈り申し上げます。

 

2021年8月26日 特別養護老人ホームみさと苑 入所介護 関谷智英里