Q:1入職してこれまで大変だったことはどのような事でしたか?
・大変だったことは、お客様の顔と名前を覚えること、業務を覚えることです。
入職後、今いるフロアとは異なるフロアで仕事をする時期があった為、お客様の顔と名前が一致するまでに時間がかかりました。また、福祉系の学校を出ておらず、基礎知識もほとんどないまま入職した為、一から業務を覚えねばならず、大変だと思う事がありました。
Q:2大変だったことをどのようにして乗り越えることができましたか?
・顔と名前を覚える事の場合は、名前と座席をメモし、お話しする、配膳時等にしっかりと名前を呼んで顔を見ることを心掛けることで覚えていきました。新しく入所されたお客様、短期入所のお客様も、同じ様に覚えています。
業務を覚える事の場合、何度も繰り返し行い、先輩方のアドバイスを試し、自分なりの介助方法を工夫する事で克服しました。
Q:3入職してこれまで感動したこと(心を動かされたもの)をお聞かせください
・看取り事例を通し、命の強さと儚さを、間近で感じたことです。
食べ物も飲み物も口にされず、終日ぐったりされていた方が、笑ってお話しできるまでに回復された事がありました。一方で、数日前まで笑顔を見せて下さっていた方が、亡くなっていた事もありました。
これらの経験を通して、この場所は悲喜こもごもの職場なのだと、改めて感じました。
Q:4あなたはこれからどんな事に挑戦していきたいですか?
・挑戦したい事は、お客様の笑顔を、毎日ひとつでも引き出すことです。
例えば、多くのお客様が楽しみにしている食事を、より美味しく食べて頂くこと。お話しを聞いて、感情を共有する事、作業をする中で、お客様同士の会話を広げることなど。その為に、お客様のご様子をしっかりと観察し、理解した上で、どうすべきかを考えていきたいと思います。
2016年3月 秋田大学卒